2008年 11月 30日
50円時代 |
タクシー初乗り一区間・ラーメン・カレーライス・珈琲は50円だった時代がある。
タクシー代が60円に値上がりすると、他のラーメン・カレー・珈琲もだいたい同時に値上がりしていた。当時は一つの目安みたいな価格になっていた、昭和36~37年頃だったと思う。
その当時の札幌ラーメンは、鶏ガラスープの醤油味で、チャーシュー・シナチク、ほうれん草、鳴門巻、ゆでたまごの具に、冬などはラードの固まりをスプーンですくって入れてくれた。麺はちりちり麺で、薬臭いような独特な味がして、スープとその味が相まって、クセになっていた。その麺も確か昭和40年か41年に身体に良くない成分として禁止になってしまい、その当時の札幌ラーメン固有の味が無くなってしまった。当時はどこへ行っても同じ味で、まさしく札幌の味であったように思う。しかし、近頃その当時の話しを調べてみると、豚骨のダシ・みそラーメンの出現が札幌ラーメンとして位置づけられて云々、と書かれたものが中心であるが、札幌に住んでいた学生たちがよく食べていたラーメン屋の味は、鶏ガラスープにラードで「薬臭い?」麺のラーメンであったと思う。時々、無性に食したい気持になるのだが、めぐり合うことはない・・。 写真加工しています
タクシー代が60円に値上がりすると、他のラーメン・カレー・珈琲もだいたい同時に値上がりしていた。当時は一つの目安みたいな価格になっていた、昭和36~37年頃だったと思う。
その当時の札幌ラーメンは、鶏ガラスープの醤油味で、チャーシュー・シナチク、ほうれん草、鳴門巻、ゆでたまごの具に、冬などはラードの固まりをスプーンですくって入れてくれた。麺はちりちり麺で、薬臭いような独特な味がして、スープとその味が相まって、クセになっていた。その麺も確か昭和40年か41年に身体に良くない成分として禁止になってしまい、その当時の札幌ラーメン固有の味が無くなってしまった。当時はどこへ行っても同じ味で、まさしく札幌の味であったように思う。しかし、近頃その当時の話しを調べてみると、豚骨のダシ・みそラーメンの出現が札幌ラーメンとして位置づけられて云々、と書かれたものが中心であるが、札幌に住んでいた学生たちがよく食べていたラーメン屋の味は、鶏ガラスープにラードで「薬臭い?」麺のラーメンであったと思う。時々、無性に食したい気持になるのだが、めぐり合うことはない・・。
by yama3-blog
| 2008-11-30 23:45
| 日々の中で