2007年 09月 10日
砂川の墓参り |
今日は、義理の母の墓参りに砂川まで行ってくる。今年1月に99才で亡くなったが、お盆には制作に追われ行くことが出来なかった。明治生まれで芯が一本通っていて、言葉少なかったが、人のミル目はしっかりとしていた。着ている着物のセンスは良く、感性を煮つめてきた期間(トキ)の密度を感じていた。しかし、その感性はあくまでも本人だけのものであった。生きて行く過程に於いて、感覚を揺さぶり研ぎすましてきたのであろう。開拓で北海道に入植して来た当時、自然の推移の中での厳しさや優しさを幾度となく受け、言い表わせない程の美しさを四季の中で学んだ。そうして人々や動植物が生きて行く様の感動を、自分の感覚に取込み、熟成さて義母の感性は仕上がったと思う。
そんな、義母の姿を思い浮かべ、花とロウソクと線香を手向け、静かに手を合わせてきた。
墓の側に咲いていた花と車窓から色付いた稲穂を見る
そんな、義母の姿を思い浮かべ、花とロウソクと線香を手向け、静かに手を合わせてきた。
墓の側に咲いていた花と車窓から色付いた稲穂を見る
by yama3-blog
| 2007-09-10 21:27
| 日々の中で