2006年 05月 02日
詩文-行き着く先で |
暗く鉛色の重そうな空より、汚れ知らぬ淡雪が
生きれる者の周りに、落ちて来る。
落ちてはすぐ消え、落ちてはすぐ消え、
白くは積もらず、すぐ消える。
罪深い汚れを消し去る白一色の世界は、遥かなる昔に
もう見ることができない。
人が生き延びて来た素行の記憶は、世代を重ね深層に宿り、
消し去ることも出来ず、使いまわされてきた。
染込んだ記憶は、浄化すべくものを見失ってしまった。
そのことを知ってか知らぬか、淡い白雪が降り続く。
2003.3.13
生きれる者の周りに、落ちて来る。
落ちてはすぐ消え、落ちてはすぐ消え、
白くは積もらず、すぐ消える。
罪深い汚れを消し去る白一色の世界は、遥かなる昔に
もう見ることができない。
人が生き延びて来た素行の記憶は、世代を重ね深層に宿り、
消し去ることも出来ず、使いまわされてきた。
染込んだ記憶は、浄化すべくものを見失ってしまった。
そのことを知ってか知らぬか、淡い白雪が降り続く。
2003.3.13
by yama3-blog
| 2006-05-02 23:41
| 詩文