2015年 11月 15日
黒御影石でモニュメント |
環境整備のプランニングを行っていた頃、モニュメントの依頼が有り、斎場の中庭に制作したときの写真データが出てきた。回廊の様になっていて、自然光の中、庭を眺めることができ、ある場所から見ると真円になるデザインの提案をした。素材は黒御影石を使用しハツリと磨きとで、見る位置を変える度に形と光の変化が活きるよう考える。三体のオブジェが重なる一点で真円を作り出すことは、発想の段階では可能と思っていたが、御影石の厚さや置かれる位置によってテーパーを付けなければならず思うように行かないことが判り、正確な図面と計算、それをもとにモデリングをし、試作を重ねながら進めて行ったことが思い出される。
※この件は 前にも一度掲載したことが有りそうな気もする。当時、施工後現場へ見に行ったとき予算の関係でモニュメントの台座等がプランニングとは違い、少し残念に思ったことも思い出してしまった。
by yama3-blog
| 2015-11-15 13:01
| 制作思考